「何としてもアスレティックトレーナーの理論試験に合格したい」
そう思っていませんか?
こちら記事では、次のような疑問についてお答えします。
- 「勉強方法を知りたい…」
- 「過去問の使い方を知りたい…」
- 「アドバイスが欲しい…」
記事の内容はこちら。
- 使ったもの
- 理論試験を突破するために実践した勉強方法
- やってよかったこと
- やらなくてよかったこと
- まとめ
記事の信頼性はこちら。
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとして、ラグビーやバレーボール、フィットネスクラブの指導を経験。
大学生時代の勉強方法をありのままに書き殴りました。
なので、ゲームの攻略本に載っているような裏技が書いてあるわけではありません。
ですが、攻略のヒントにはなるはずです。
「何としてもアスレティックトレーナーの理論試験に合格したい」
という方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
早速、見ていきましょう。
1.使ったもの

大学生時代、使ったものは次のとおり。
- 過去問
- 専門科目テキスト 9冊
- 『入門運動生理学』と『スポーツ・バイオメカニクス入門』
- ルーズリーフ
- ペン
特別なものは使っていません。
なので、それぞれカンタンに紹介します。
1-1.過去問
過去問は、紙として印刷したものを使っていました。
というのも、大学生時代は、「パソコンやタブレットを使おう!」という発想がなかったんです(究極のアナログ人間)。
なので、印刷して、書き込んでの繰り返し。
普通に考えれば無駄ですよね?
しかし、紙のメリットもあります。
- 紙に慣れる
- 目にやさしい
- メモを残せる
「パソコンやタブレットじゃダメなの?」
もちろん、便利なものはじゃんじゃん使うべきでしょう。
ですが、試験本番は紙です。
そういった意味でも紙に慣れておく必要があると言えます。
1-2.専門科目テキスト 9冊
専門科目テキストを全冊持っている方は、このあとスルーしてOK。
「まだ全冊持ってない…」
という方だけ続きを読んでください。
結論、全冊持ってなくても焦る必要はありません。
というのも、わたしが全冊揃ったのは、大学4年生になってからなので(さすがに遅い)。
まだ全冊揃っていない方で新品を買おうとしてませんか?
新品を買う必要はありません。
なぜなら、次のような方法で揃えることができるからです。
- 先輩からもらう・借りる
- 資格取得をあきらめた友人からもらう・借りる
- メルカリなどで買う
ここだけの話、わたしは、資格取得をあきらめた友人から2〜3冊ほどもらいました。
いずれにせよないと困ります。
早めに全冊揃えましょう。
1-3.『運動生理学入門』と『スポーツ・バイオメカニクス入門』
専門科目テキストに加え、以下の2冊を使っていました。
上記を使っていた理由は、専門科目テキスト9冊の中に「運動生理学」と「スポーツ・バイオメカニクス」が網羅された一冊がなかったからです。
なので、「運動生理学」と「スポーツ・バイオメカニクス」を勉強するときは、上記の2冊を重宝していました。
「絶対に買ったほうがいい?」
そういうわけではありません。
ですが、手元にあっても損はしないでしょう。
武器はいくらあってもいいですからね。
余裕があれば検討してください。
1-4.ルーズリーフ
最初はノートを使っていたんですが、途中からルーズリーフに切り替えました。
ルーズリーフに切り替えた理由は次の3つ。
- ファイルで一括管理できる
- ページ単位で抜き差しできる
- 分野ごとに分けることができる
「どのノートに書いたっけ…」
と本棚から探している人いませんか?
ノートを使っている方は、一度ルーズリーフに浮気してみてください。
1-5.ペン
蛍光ペンや三色ボールペンは、一切使いませんでした。
要するに一色のみ。
理由は次のとおり。
- すべて覚えるつもりで勉強したかった
- 優先順位をつけずに勉強したかった
- ペンを持ち替えるのがめんどくさかった
お金の節約にもなるし、筆箱がスッキリするし一石二鳥です。
2.アスレティックトレーナー理論試験|突破するために実践した勉強方法

続いて、当時の勉強方法について紹介します。
結論、過去問を解くことがほとんどでした。
なぜなら、出題傾向を掴んだり、文章になれたりするためですね。
なので、このあとは、過去問の解き方をメインにお話しします。
まずは、大枠の流れからご覧ください。
- 出題傾向を分析する
- 問題を解きながら理解していない選択肢をチェックする
- 採点しながらルーズリーフに要点をまとめる
- ルーズリーフを見直す
- 試験当日は、ルーズリーフだけ持っていく
このあと、それぞれ詳しく紹介します。
2-1.出題傾向を分析する
出題傾向を分析してから過去問を解き始めました。
なぜなら、明らかに出題傾向が偏っていたからですね。
具体的には、次のように出題傾向を分析していました。
- 先生に聞き取りをする
- 過去問を見て、どのテキストの問題なのかを把握する
「え、教えてくれないの?」
と思われるかもしれません。
ですが、正直覚えていないんです(申し訳ない…)。
いずれにせよ、出題傾向を分析してから過去問を解くことをオススメします。
2-2.問題を解きながら理解していない選択肢をチェックする
ここから、過去問の解き方についてお話しします。
問題を解きつつ、以下の作業を並行しておこないました。
それは、理解していない選択肢をチェックするということ。
理由は次の2つ。
ひとつは、問題の答えがわかったとしても選択肢の中で理解していない内容を確認したかったから。
もうひとつは、問題を解いたあとの作業をスムーズに進めたかったから。
「具体的なチェック方法ってどんな感じ?」
という方のために、具体例をまとめています。
以下を参考にしてください。
問1 筋の種類について正しいのはどれか。
a. 平滑筋とは、心臓を形作る筋である
b. 心筋とは、内臓や血管を形づくる筋である
c. 骨格筋とは、手足などを動かすときに用いる筋である
d. 随意筋とは、意識して動かすことができない筋のことを指す
e. 不随意筋とは、意識して動かすことができる筋のことを指す
答えは「c」だな。
でも、随意筋と不随意筋ってなんだっけ?
チェックしておいて、あとで復習しよう。
というように、問題を解きながら理解していない選択肢をチェックも並行しておこなっていました。
チェックすることによって、このあとの作業がスムーズになります。
2-3.採点しながらルーズリーフに要点をまとめる
過去問を解いたあとは、採点しながらルーズリーフに要点をまとめるようにしていました。
ちなみに、「採点してオワリ!」としなかったのもちゃんと理由があります。
上記の理由は、採点することが目的ではなかったからですね。
つまり、次の2つを理解するために要点をまとめるようにしていました。
- 不正解だった問題の詳細
- 選択肢にチェックした詳細
具体的な手順は次のとおり。
- 不正解・チェックした詳細が書かれているテキストを用意する
- 詳細ををノートにまとめていく
- 必要であれば画像を貼る
- 完成
要点のまとめ方は以上。
死ぬほど時間がかかりましたが、死ぬほど大切にしていた作業でしたね。
2-4.ルーズリーフを見直す
あとは、要点をまとめたルーズリーフを見直すだけでした。
つまり、ダラダラと専門科目テキストを読まなかったということ。
理由は、次のとおり。
- 何を・どこを読もうという時間がもったいない
- 理解していることに時間を費やすのがもったいない
- 重い・デカい・量がとんでもない
9冊読み切るなんていくらHPがあっても足りません…。
よって、ひたすら要点をまとめたルーズリーフ見直すことに時間を割きました。
2-5.試験当日は、ルーズリーフだけ持っていく
先々の話ですが、紹介させてください。
試験当日は、要点をまとめたルーズリーフのみを持参しました。
理由は次のとおり。
- 重い
- デカい
- 何を・どこを読もうという時間がもったいない
よって、リュックの中身は、筆記用具と要点をまとめたルーズリーフのみ。
ちなみに、「リュックの荷物が重いと、気分が下がる」
といった心理効果もあるそう(ビジネス書に書いてあった気が…)。
なので、当日は、身軽で試験会場に向かうことをオススメします。
ここまで、わたしの勉強方法について紹介してきました。
特別なことはしていません。
ですが、「参考になった!」という方がいればうれしい限りです。
3.やってよかったこと

当時のやってよかったことについて紹介します。
- 友だちと勉強する
- わからないことは誰かに聞く
- 定期的に現状をチェックする
このあと、それぞれ紹介します。
3-1.友だちと勉強する
当時は、必ず友だちと勉強するようにしていました。
というのも、次のようなメリットを感じていたからです。
- モチベーションが保てる
- わからないことを聞ける
- クイズを出し合える
特によかったと思っているのは3つ目。
なぜなら、勉強の合間や昼食中でも楽しく勉強ができたので。
「勉強飽きたな…」
と感じるときありますよね?
勉強に飽きたときでも楽しくできるので、友だちと勉強することをオススメします。
余談ですが…
今は、直接会うことは難しいかもしれません。
ですが、「zoom」を使うことができます(LINEでもできる)。
ぜひ試してみてください。
3-2.わからないことは誰かに聞く
わからないことは、躊躇なく誰かに聞いていました。
「先生や友だちに聞くのはちょっと…」
と後ろめたさを感じるかもしれません。
ですが、わからないままにしておくことのほうが問題ですよね?
なので、先生だろうと、先輩だろうと、友だちだろうと躊躇なく聞きに行ってました。
自分で調べることも大切です。
ですが、目的は試験に合格すること。
手段を選んでいる暇なんてありません。
3-3.定期的に現状をチェックする
夏休みがスタートした頃から、定期的に現状をチェックしていました。
内容は、試験と同じ問題数・時間で解くというもの。
上記の理由は、次のとおり。
- 時間の感覚を養うため
- ボリューム感をつかむため
- 苦手分野を把握するため
正直、それぞれ2時間30分かつ100問は骨が折れます…。
まるで小学校のときの学力テストを受けているような気分になりましたね…。
ですが、試験に向けて確実にやっておくべきだと思います。
4.やらなくてよかったこと

最後に、やらなくてよかったことについて紹介します。
内容は次のとおり。
- 理解している問題を解く
- テキストを読み込む
- 自宅で勉強する
では、それぞれ詳しく紹介します。
4-1.理解している問題を解く
パッと見て、理解していると思った問題はスルーしていました。
なぜなら、時間がもったいないから。
なんといっても9冊分も覚えなければなりません。
効率を考えないと日が暮れます。
「忘れてるかもしれないし…」
という気持ちはわかります。
ですが、勇気をもって理解している問題をスルーしてみてください。
でないと、中途半端に試験当日を迎えることになります。
4-2.テキストを読み込む
テキストを読み込むことは、一切しませんでした。
先ほどと同じく、時間がもったいないと感じていたからです。
(ちなみに、『アスレティックトレーナーの役割』は、ほぼ開いてません…)
「じゃあ、いつテキストを開いてたの?」
テキストを開くのは、過去問の答え合わせやルーズリーフに要点をまとめるときのみ。
もちろん、一長一短です。
ですが、やはり過去問をメインに勉強することをオススメします。
4-3.自宅で勉強する
自宅で勉強することはほとんどありませんでした。
なぜなら、自宅は誘惑がありすぎるからです。
テレビ見たり、マンガ見たり、ソファで寝たり、スマホいじったり。
なので、勉強するときは、大学やファミレス、カフェに足を運ぶことがほとんどでした。
もちろん、移動時間がかかります。
お金もかかります。
なので、「どうしても自宅だと集中できない…」という人だけ試してみてください。
5.理論試験を突破するための勉強方法は人それぞれ

ここまでアスレティックトレーナー理論試験の勉強方法について紹介してきました。
「過去問をやったほうがいい!」
「テキストを読み込んだほうがいい!」
などと、さまざまな声を耳にすると思います。
ですが、結局は自分に合った勉強方法でやるのが一番。
合格するため手段なんて何でもいいんです。
そんな勉強方法の一助となればうれしい限りです。
頑張りましょう。
応援しています。